• 遊ぼう 学ぼう 僕らは探検隊

保護者の方々からの声をご紹介します。

アリを10匹捕まえ、【ありがとう】の気持ちを見つけるテーマで活動した1年。
その年にカブ隊デンリーダー(カブ隊組のお母さん役)でご協力いただいた保護者の方からいただいたはがきです。

《遊友通信の取材当番で書いていただいた記事の一部を紹介します》

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サイクリング中は、自転車に不慣れな年少者を年長者が助ける場面がたくさんあり、その優しさにじーん&経験を積み重ねた体力に感心しました。
解散後、帰宅の道のりの余裕なこと!今回を乗り切ったことで親子ともに大きな自信になり、あそこ自転車で行けるかも?ここにも行ってみようか?と計画が広がっています。
今回初めてスカウトの活動に1日同行させて頂きました。和気あいあいとしながら、しっかりとけじめをつけ、工夫を凝らし注意を払って活動してくださっていることを肌で感じ、入隊してよかったと心から思いました。

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「スキー訓練に参加して」
 私たちは、昨年8月に岩手県盛岡市から引っ越してきました。盛岡には4年間住んでいいたので、子どももスキーの経験があり、スキーをやりたい一心で今回のスキー訓練に親子で参加させていただきました。楽しみにしながら持ち物などの準備をしていると、団委員さんからスキー訓練のしおりと「カブ隊、ボーイ隊のスキー訓練なので、何かと制約がありますが…」というお手紙をいただき、今までのワクワク気分から一転、心を引き締めてバスに乗り込みました。
 昨年11月にビーバー隊に入隊したばかりだったので、ビーバー隊以外の活動は全くわからなかったのですが、今回のスキー訓練ではスカウト活動を実際に見ることができたので、将来自分の子どもがどのようなことを学んで成長していくのである姿を想像できたことが一番の収穫でした。
中には出された食事を全部食べられない子もいたのですが、同じ班の子が協力し合って少しづつ食べてあげたり、一人一係を決め、自分の係の仕事を責任を持ってがんばっている姿。そして子どもたちががんばったら、リーダーや隊長がほめることなどを見ることができました。ボーイスカウトでは家庭では教えたり体験できない様々なことを皆で協力し合い、切磋琢磨して子どもが健やかに成長できる場をあたえてくれるということがよくわかりました。
 私は、最終日のセレモニーでベンチャー隊のスカウトがお世話になった宿の方やゲレンデ、自然に対して感謝の気持ちを述べたことに感動し、涙が出そうになりました。普段、何気なく生活し、人やものに対して「ありがとう」という感謝の気持ちを忘れかけていたのように思います。これからはあたり前のことをあたり前にできることに感謝したいと思います。
 最後にボーイスカウトの活動を通して、子どもが皆と助け合い、真っすぐのびやかに成長できるよう、私も応援、支援していきたいと思います。今回は貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
       (スキー訓練に家族参加されたビーバー隊の保護者の寄稿より)

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12月の寒空のした、全身サンタクロースに扮した隊長はじめ、サンタ帽をかぶった可愛らしいチビッコサンタたちがクリスマスリースの制作に大奮闘。タマゴパックや紙皿に木の実やモール、銀紙、きらきらテープ、セロハンなどで飾り付け、思い思いの作品に仕上がった。<br>それぞれの作品を手に、10分ほど歩いて今日のプレゼント先「尾張荘」に到着。ツリーらしき2本の木をお借りして、作品の飾り付け。きれいに仕上がったところで「尾張荘」のおじいちゃんおばあちゃんに一足早いメリークリスマス。クリスマスツリー、ジングルベルの歌声といつまでも元気でねという気持ちを届けて、はじめてのサンタクロースの任務を終了した。<br>子どもたちにとって、いつもはもらうばかりのクリスマスが、この日ばかりは人に対して思いやりをプレゼントし、そうすることの喜びをプレゼントされた貴重な1日となったことでしょう。

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(前略)
ビーバー隊は全てのポイントをクリア、それでもまだ力が余っている様子で、それも日頃の鍛錬の賜物か?
やっぱり子どもたちは青空の大自然のもと走り回る姿が素晴らしいと感じ入った。
山々に囲まれ、お昼のにぎり飯、夕方のカップラーメン、これおも一流レストランでは味わえない美味であった。子どもたちの笑顔がスパイスでこんな光景はいつ以来であろうか?
(後略)

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(前略)
その中でも一番印象に残った貝月山の登山のことを書かせていただきたいと思います。
ペンギン班となった私たちは、9時過ぎにクイズで一番手をとり登山開始!我がチームリーダー(VS)が引っ張りすぐ後ろに娘・CS・BSの2名・私・女性指導者・救護の男性指導者 計7名のパーティとなった。真夏日の炎天下、直登ルートは思いのほか厳しいものとなった。(他班の保護者が軽い熱中症になった。)リーダーは寡黙ながらも絶えず振り向き後続を気遣ってくれるやさしいリーダーだ。約1時間で登頂、一番乗りだった。素晴らしい眺めを望み、噂に聞くスカウト弁当を頂く(ご馳走様です)。
午後からは雲が多くなり団の判断で早めに下山開始(雷を心配されているのだろう)。登山の記念プレートを残し、私たちは登り逆順の最後尾の出発となった。登山道は主稜線を離れ一行は黙々と下る。花崗岩の風化帯では足をとられる、ペンギン班のペースは速く心配だ。先発の班をドンドン抜いていく。その時ある班に追いついた。その班のVSリーダーもこちらを気にしている様だ。自班の状態を何度も確認している様子(年少隊はかなり足にきている様に見えた)。私たちのプレッシャーを感じているのであろう。何度もこちらと自班を見比べる彼の表情に葛藤を感じた。ああ無理だなといった顔をすると、安全な場所を見つけ全員左に寄らせて道を譲った。「すいません先に行ってください」私たちはあっと言う間に追い抜いてしまったのだが、彼の判断に私は心を動かされた(少なくとも団リーダーの指示には見えなかった)。彼らの年代、当然負けたくない張り合う気持ちもあるはずなのに、子どもたちのペース・疲労度を把握して、慌てさせることを一切せず、彼は責任をもって状況を判断した。
また別のリーダーは辛い登山を少しでも楽しくするために替え歌を作りながら歩き、小さい子どもたちを引っ張ったそうだ。
やるなVS隊!
今、彼らは責任感と思いやりを持って多くの後輩たちを率いている。その訓練をしている。そんな彼・彼女たちがいることを頼もしく思うのは私だけだろうか。
BS隊は朝早くから後輩たちの弁当を作っていたそうだ。いずれはRS隊やVS隊のように後輩たちを引っ張っていくリーダーになるためのスキルを磨いているのであろう。VS隊は全ての後輩たちに注目され、BS隊はCS・ビーバー隊の憧れの的であり目標にされているのだろう。(注目されている⇒後輩にぶざまなところは見せられない)いい意味でのメリハリと上下関係がここにはあるように感じられたのだった。
子どもたちにとっては長い下山道、娘もゴール直前フラフラの足をもつれさせ頭から大転倒。いつもなら大泣きするところが、周りのスカウトたちが助け・励ましてくれたので泣くわけにはいかなかったようだ。顔をクシャクシャにしながらもゴールすることができた。同行の先輩スカウトたちの励ましと期待に対する、ちょっとした責任感が完歩をさせてのだろう。(炎天下の下り約2時間強、みんなよく頑張ったと思います。)
帰宅後、娘が私にこう言った。
「お願いがあるんだけど、9月になったらビーバー隊に入っていいですか?」
なんだか娘がひとまわり大きくなったように見えたのは気のせいでしょうか?
(後略)

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《保護者の方から指導者へいただいたメールを紹介します》

2日間ありがとうございました。息子も楽しかったと言ってました。
私も今回少しだけお邪魔してみて、本来ならあのくらいの子供たちが凄く好きなことなんだろうなー、名古屋ではこういう遊びができる場所がないし、時間もないから、ゲームしたりスポーツのチームに入るなりして子供たちは時間を過ごしてる、気がします。こんな貴重な経験できるのに、この魅力がほとんどの人につたわってないのが残念すぎるー、と強く思いました😳  

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どうしても諦めきれない息子に、見学だけなら・・・と閉会式の日に頑張って行きました。
会場に着いてまず思ってた事・・・子供達の表情がなんてイキイキしてるんだろう!ということでした。
5日目だし結構グッタリしてるのかな、と思っていたんですが、すれ違うどのスカウトも元気よくプログラムをやってたり、移動してたり。すごくいい顔でした。キャンプサイトもすごく素敵で、快適。
こんなところで様々なプログラムを楽しみながら過ごせるスカウト達はなんて幸せなんだろう!と思いながらのんびり見学させて頂きました。
また、体調が悪くなりベットを借りて寝ている息子に、時々優しい声をかけてくれていた班長、何も手伝う事はできなかったのに、ご飯ができて食べる時自然に息子を呼んでくれて一緒に座るよう促してくれた班の子・・・なんか仲間っていいなあ、とちょっとうるうるしてしまいました。
大変な事も、至らない事もたくさんあったのでしょうが、子供達にとってはあの場にいて、あそこで過ごした6日はとっても貴重な時間になったと思います。
なんせ、うちのあの!?長男が、緑地に迎えにいった帰りの車の中で「僕は来年の日本ジャンボリー行けるかな?今回よりももっと色んなプログラムとかできるんだって。行きたいな。」と言ったくらいですから。
カブの頃はキャンプ行く前グズグズ泣き、キャンプから帰るとすごく嫌だった、帰りたかった!と謂ってた息子が・・・これまた成長にちょっとうるうるです。
スカウト活動の素晴らしい部分を見せていただいた大会でした。リーダー達には多々ご迷惑をおかけしましたが、見学行けて良かったです。
来年の日本ジャンボリーは、兄弟二人で行ってほしい!と今から強く願っております。本当にありがとうございました。